こんにちは。カメラマンのni28です。
大学の時に出会った教授の影響で政治・経済・社会に興味を持つようになりました。
教授の勧めてくれた『世界』(岩波書店)はクオリティマガジンと言われて、知識層のための雑誌です。

内容は、リベラル・反戦・人権・民主主義・環境・貧困・芸術など、弱者に寄り添うような論文・エッセイが多いです。

何が本当なのかわからない時代で、これから何が起こるのかわからない時代です。
クオリティマガジンは自分の中の判断基準を養成するのにとても有益です。

『世界』(岩波書店)を読み始めて10年以上経ちました。

今回は、『世界』2021.5月号 p.208 「暴力」のあとに_香港抗議活動参加者は何を思うか(葉健民) について書きます。

 
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僕は『世界』(岩波書店)を定期購読しています。

読むのは大変ですが、僕は『世界』(岩波書店)を読むことで、世の中の事を勉強して自分なりに分析できるようになりました。

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目次
  • まとめ
  • 感想
  • 論文の要点

まとめ

権力からの圧力・暴力によって市民は急進化していく。
2019香港デモはその分岐点だった。

感想

権力が圧力をかけた結果、市民は急進化していく。しかし、メディアではデモの暴徒化とか言って報道される。そして、危険なデモを起こした市民を取り締まるという名目で権力が大手を振って登場する。

ずっと繰り返されてきた構図だ。

そうならないように権力を法によって縛ってきたのだ。それが法治主義だ。

今、むき出しの権力が暴走し始めている。これは香港中国だけの問題だけでなく、世界中で共通することだ。

僕はこうなった原因には、「資本主義」が関係していると思っている。暴力と資本主義は相性がいい。僕たちは暴力に抗うと同時に資本主義に対しても抗わなくはいけないと思う。

論文の要点

■香港デモ
 ●2019年から半年続く→コロナで停滞
 ●エスカレートしていった
 ・5000本の火炎瓶
 ⇔本来香港のデモは平和的に行われる(平和・理性・非暴力)
 ・1万人の逮捕者
 →テロリズムに発展する可能性はあるのか??
 ●今のところ、その危険性はない
 ●テロリズムとは
 ・高度な組織
 ・無差別暴力攻撃
 ・政治目標の達成
 →組織からのリクルートが必要

 しかし、香港デモは小さなグループがリーダーもたずに活動していた。
 ・知り合いだけのグループで機密性を重要視した。
 ・彼らは信頼できる人達とのみ行動して、インターネットで連帯していった。

■エスカレート化した新世代の思考遍歴 
 ●3つの状況
 ・強烈な不満感情が社会い広まる
 ・市民が政治秩序の正当性に強い疑いを持った
 ・暴力的な抗争手段の受容度が絶えず上昇

 □「法治はもう完全に死んでいる」
 ・警察が犯罪を起こす
 ・裁判所の骨抜き
 ・最終的に全人代にひっくり返される
 ※法治とは法によって権力制限をすることである

 □自衛のため

 □警察が武力を使用した
 ・ビーンビック弾の使用
 ・人の顔に催涙弾
 ・市民をける殴る、警棒を使う

 □集団間対立
 ブルーリボン(警察・政府) - イエローリボン

 ●大部分の人は暴力的抗争に対する態度は、支持し理解するが自分は参加しない

 □代償が大きい
 ・精神的問題
 ・中国共産党が乗り込んでくるかもしれない

■今後のデモのエスカレートするかしないかは政府次第

ありがとうございました☆ni28でした。

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カテゴリー:教養
タグ:政治・経済・社会,世界(岩波書店)

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『世界』(2020年6月号)の中から「気候変動と民主主義(三上直之)」を読んだ感想をブログに書きました↓↓↓