こんにちは。カメラマンのni28です。
大学の時に出会った教授の影響で政治・経済・社会に興味を持つようになりました。
教授の勧めてくれた『世界』(岩波書店)はクオリティマガジンと言われて、知識層のための雑誌です。

内容は、リベラル・反戦・人権・民主主義・環境・貧困・芸術など、弱者に寄り添うような論文・エッセイが多いです。

何が本当なのかわからない時代で、これから何が起こるのかわからない時代です。
クオリティマガジンは自分の中の判断基準を養成するのにとても有益です。

『世界』(岩波書店)を読み始めて10年以上経ちました。

今回は、『世界』2022.1月号 ケア、ジェンダー、民主主義(岡野八代)について書きます。

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僕は『世界』(岩波書店)を定期購読しています。

読むのは大変ですが、僕は『世界』(岩波書店)を読むことで、世の中の事を勉強して自分なりに分析できるようになりました。

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目次
  • まとめ
  • 感想
  • 論文の要点

まとめ

家父長的な家族規範によってケアが家庭に閉じ込められて、 その担い手になりやすいのが女性だ。コロナ禍で一気に不安定になったのが、 ケアの担い手だった。 ケアは人間社会の根幹であるから、社会全体で支える事が必要だ。 。

感想

ケアは誰が担っているのか。

自力で生活できない身内がいれば、見殺しするわけにもいかないわけだから、誰かがすることになる。

その役割は家庭内で解決することが当然とされている。僕も当然のようにそう思っている。お金があれば、施設などの利用もできるだろう。

いま、ヤングケアラーの問題がある。小学生や中学生が家族のケアに時間をとられて学習時間が満足にとれないというのだ。

戦後間もない農村で、まだ立てない小さな妹弟を背負って小学校に通っていた子供がクラスにいたようだ。

ケアは誰かがしなくてはいけない。僕はその認識があまりにも足りないように思う。

 

論文の要点

■世界はケアレスネスにあふれている
 ・家族は存続の危機
 ・自然破壊
 ・軍事に膨大な金

  ●コロナ禍
 ・株価は30年ぶりに活況
 ⇔その裏で非正規雇用の経済困窮
 →ケア労働をしていた女性が特に経済困窮に陥った

 ・彼女たちは無償、低賃金、暴力に晒されるなどの環境にいて、時間・経済・発言力が制限されている

■ケアとは 
 ・他者の手を借りなければ自らの生存に必要な活動に困難を抱える人達のために生きるために必要なもの(ニーズ)を満たす「活動」「営み:特定の人に関心を向ける」「実践:経験」

 

■家父長的な家族規範 

 ●西洋政治思想史
 ・国家防衛や安全保障が優先される
 →ケアの私化につながり、家族内にケアが閉じ込められる
 →家事育児労働が女性の役割になり、女性蔑視や抑圧の元凶となる

 

■本来開放的であるはずのケア関係
 ●ケアの報酬
 ・価値基準がなく低く見積もられる

 ●人間社会の根幹だり社会全体を支えるもの

ありがとうございました☆ni28でした。

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カテゴリー:教養
タグ:政治・経済・社会,世界(岩波書店)

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『世界』2022.1月号 スマホ位置情報の「一網打尽」捜査(指宿信)を読んだ感想をブログに書きました↓↓↓