こんにちは。カメラマンのni28です。
大学の時に出会った教授の影響で政治・経済・社会に興味を持つようになりました。
教授の勧めてくれた『世界』(岩波書店)はクオリティマガジンと言われて、知識層のための雑誌です。
内容は、リベラル・反戦・人権・民主主義・環境・貧困・芸術など、弱者に寄り添うような論文・エッセイが多いです。
何が本当なのかわからない時代で、これから何が起こるのかわからない時代です。
クオリティマガジンは自分の中の判断基準を養成するのにとても有益です。
『世界』(岩波書店)を読み始めて10年以上経ちました。
今回は、『世界』2021.10月号 可視化された日本の宿痾(本間龍)について書きます。
目次
- まとめ
- 感想
- 論文の要点
まとめ
平和の祭典だといいつつ結局はお金集めの巨大競技会。 失敗したつけは全て国民の税金でまかなわれる。
感想
TOKYO2022は大失敗に終わった。
僕はほとんど中継を見なかった。
「感動を与える」という文言も胸糞悪かった。
開会式も閉会式もショボくて大不評だった。
五輪景気を期待して乱立した東京中のホテルはガラガラだった。
良かったこともあった。
オリンピックのような巨大イベントが資本主義の特徴的で象徴的なイベントということを学ぶことができた。
土地や地域を強制的に再開発して、利権団体が儲ける。お金集め装置。税金もたくさんつぎ込める。ハコモノばっかりできて、イベントが終わったら知らんぷり。
豊かな大地が資本主義によって破壊されていく様そのもののようなイベントだ。
論文の要点
■東京五輪
●経費
・1兆600億(2013-2019の7年間)
・8000億(東京都)
・1兆6400億円(直接大会費用)
・追加予算(コロナ対策、テロ対策)
■様々な問題点
●賄賂疑惑
・招致活動に2億円
●福島原発アンダーコントロールの欺瞞
・安倍前首相
●7月の東京を温暖な気候という嘘
●エンブレム盗作
●予算肥大化
●新国立競技場建設
●神宮再開発(都営霞ヶ丘団地の強制退去)
●ボランティア搾取
・11万人が無償
●復興妨げ五輪
●選手村用地の不当廉売
●酷暑化開催による熱中症
●スキャンダル(あらゆる差別に反対する五輪理念にそぐわない)
・森喜朗の女性蔑視
・佐々木宏の女性タレントの容姿侮辱
・小山田圭吾の障害者の同級生虐待の過去
・小林賢太郎のユダヤ人のホロコーストに関する表現について
■開催意義の消滅
●観客受け入れ断念:4年に一度、世界中の人々が平和のために一堂に会するという建前がなくなる
●ホストタウン事業の辞退
●インバウンド需要の消失
・4000万人:8兆円
●チケット代金の返金
・900億円
■ボランティア搾取
●交通日が1000/日のみ支給
⇔
・平昌:専用宿舎と3色無償支給
・リオ:日給がでた
・ロンドン:公共交通機関無料
●1650/時でアルバイト募集
・パソナ
・かん口令がしかれた
●扱いが雑
・弁当13万食廃棄、しかもまずかった
・ワクチンは東京都庁のみ
・ユニホームは大都市のみで配られた
■翼賛メディアの完敗
●朝日・毎日・読売・日経・産経・北海道
・異常事態
・新聞売上減少という各社の事情がり、五輪ご祝儀広告で儲ける算段だったがもくろみは崩れた。
・世論は五輪反対で、広告は逆効果だった。
■五輪とは:金食い虫の空疎で巨大な競技会
●世界中から金を集める
●興行主(IOC、電通)、五輪貴族、特権階級だけが甘い汁を吸う
●つけは全て国民に回される無責任体制
ありがとうございました☆ni28でした。
975文字
1H/かかった時間
カテゴリー:教養
タグ:政治・経済・社会,世界(岩波書店)
よかった点:インスタに投稿したやつの流用
改善点:ちゃっと書いた
159記事目/200記事目指す
600くらいpv/月間1万pv目指す
ni28はカメラマンです
画像をクリックすると作品(ART WORKS)のページに移動します