こんにちは。カメラマンのni28です。
大学の時に出会った教授の影響で政治・経済・社会に興味を持つようになりました。
教授の勧めてくれた『世界』(岩波書店)はクオリティマガジンと言われて、知識層のための雑誌です。

内容は、リベラル・反戦・人権・民主主義・環境・貧困・芸術など、弱者に寄り添うような論文・エッセイが多いです。

何が本当なのかわからない時代で、これから何が起こるのかわからない時代です。
クオリティマガジンは自分の中の判断基準を養成するのにとても有益です。

『世界』(岩波書店)を読み始めて10年以上経ちました。

今回は、『世界』2021.10月号 社会的連帯経済(廣田裕之)
について書きます。

 
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読むのは大変ですが、僕は『世界』(岩波書店)を読むことで、世の中の事を勉強して自分なりに分析できるようになりました。

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目次
  • まとめ
  • 感想
  • 論文の要点

まとめ

市場経済を中心とする新自由主義に対抗して人間や環境を中心とする社会的連帯経済が、 ラテン系諸国を中心に活発になってきている

感想

「経済とは金もうけではなくて、社会全体のニーズの充足」というのが印象に残った。経済=ビジネスととらえている自分に気づいた。

ラテン系の国々で非資本主義的な社会連帯経済が活発になってきているようだ。

もちろん、日本ではそういう話題は中心にならずに、お金を使って経済を回すといい続けている。ラジオからは「今日の株価は―」などと流れてきてる。毎日変動する数字に躍起になる人々を想像してげんなりする。

世界の多くの国では資本主義という土台の上で、労働力や資源やお金の搾取ゲームが永遠と繰り広げれている。

はやくこの搾取ゲームから抜け出したい。

論文の要点

■社会的連帯経済
 ・利潤追求よりも社会や環境といった価値を重視する各種経済活動
 ・新自由主義(市場経済)に対抗 
 ・人間・環境が中心
 ・非資本主義的

 【例】
 ・労働者自身が運営方針を決められる会社
 ・保護者や生徒自身が望む教育を行う学校
 ・環境保護や社会のための事業への投資を約束してくれる銀行
 ・途上国の農民の生活向上を保証する形で売られるコーヒー
 ・障碍者を積極的に雇用して社会参加を促してくれる企業

 

■経済とは
 ●理財・金儲けとは違う
 →焦点は社会全体のニーズの充足
 ・社会や周辺環境に配慮しながら万人が人間らしい生活を実現できるような制度の構築

 ●語源
 ・economy:家政
 ・経世済民(目的:生活必需品・サービスの充足)

 ◆金儲け原理主義
 ・利益や生活水準維持を後回しにしてでも、短絡的GDPを上げるのに必死になる
 ・中長期的には各種インフラが老朽化して、信頼関係は弱体化する

 

■社会的連帯経済の定義
 ●社会的経済
 ・非資本主義的
 【例】
 ・各種協同組合、NPO、財団、共済組合

 ●非営利セクター、第三セクター
 【例】
 ・私立大学
 ・私立病院

 ●連帯経済
 ・1980年代、ラテン系欧州や中南米で盛り上がる
 ・平等、民主主義、女性の権利、環境意識などの娘

 ●社会的連帯経済
 ・連帯経済と社会的経済が合わさったもの

 ●社会的企業
 ・社会的効果が重要視される

 

■社会的連帯経済の実践
 ●共同組合
 ・漁協、農協、労協

 ●NPO
 ・スポーツ、地域活動、文化、国際交流

 ●財団
 ・創立者の寄付

 ●共済組合
 ・起源は治療費を補うためのもの。 
 →国民皆保険

 ●マイクロクレジット倫理銀行
 ・貧困層向けに融資
 ・グラミン銀行など

 ●フェアトレード 
 ・産直提携農業

 ●地域通貨

 ●社会福祉協議会・赤十字社

 

■国際的ネットワーク

 ●ラテン系諸国で活発

 ◆社会的経済グローバルフォーラム

 ◆社会的連帯経済国際フォーラム

 ◆社会的経済推進大陸間ネットワーク

ありがとうございました☆ni28でした。

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カテゴリー:教養
タグ:政治・経済・社会,世界(岩波書店)

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『世界』2021.10月号 可視化された日本の宿痾(本間龍)を読んだ感想をブログに書きました↓↓↓