自分がどんなゲームをしているのかわからずに仕事をしている人が多くいます。
仕事とは「問題を解決する」ことです。

 

仕事のポイントはいかにその問題の質を高めるかが重要です。
質の高い問題を定義するには、論理的に導いて定義する必要があります。

 

仕事を遊びにすることができれば、長い問題解決の道もRPGゲームのように
クエストに熱中する事ができます。

「現状を改善」することによってのみゴールにたどり着くことができます。

 

しかし、改善すべき現状を理解することは実は難しいことなのです。
そして、目指すべきゴールをイメージすることも実はすごく難しいことなのです。

 

『仕事の説明書』(田宮直人 西山悠太朗 著)を読んでまとめました。
すばらしい本です。正直まとめきれないほどの情報量です。

 

様々なフレームワークの説明がとてもわかりやすいです。
また、読者のなじみがあるであろう「ゲーム」に例えて仕事を説明しています。

 

この本の素晴らしさはこの例え話「アナロジー思考」にあるので、是非手にとっていただきたいと思いました。

仕事の説明書

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目次
  • ①仕事の本質は「問題を解決する」こと
  • ②ゲーム(仕事)を理解するのに大切なこと
  • ③現状を理解する
  • ④理想の姿
  • ⑤問題定義
  • ⑥原因を定義
  • ⑦課題を定義
  • ⑧解決策を定義
  • ⑨アクションをおこす
  • ⑩戦略を立てる
  • ⑪仕事を楽しむ
  • ⑫予測不能の時代がやってくる
  • 感想

①仕事の本質は「問題を解決する」こと

顧客分析でゴールを明確にする

●顧客には「ある満たされないニーズ」があります。それを満たすこと、またはジョブを片付けたいという欲求がある

そのニーズを満たす商品・サービスは現時点で地球上に存在しないものかもしれない

 

自社の商品やサービスを分析するには以下ものがある

●4P戦略(product・price・place・promotion)の中のproduct(製品)3層モデルを使って分析

製品の価値そのものパッケージアフターサービスなどを含めた様々な便宜を含めたもの、
ホールプロダクトと呼ぶ

●4C戦略(customervalue・cost・convenience・communication)のcommunication(顧客とのコミュニケーション)AIDAモデル(またはAISAS)で分析

顧客に対して

注意喚起

→関心をもってもらう

→欲求を起こす

→行動してもらう

を検討

そしてこの顧客の動きを「カスタマージャーニーマップ」を作ることで課題を見つけるができる

②ゲーム(仕事)を理解するのに大切なこと

定義が大切

「定義できないものは管理できない、管理できないものは測定できない、測定できないものは改善できない」
ゆえに現状を改善してゴールにたどりつくために定義が大切です。
定義にはデータがよく使われます
●指標としてのデータ
利益・売上・顧客数・転換率など
●ストーリーテリングとしてのデータ
グラフなどを作って効果的に可視化して説明する
●分析としてのデータ
軸は2つあって、現状把握するためと新しい発見をすること

イシュー(問題)の質を上げる

→解(問題解決)の質が上がる

論理展開の基本を理解する

●感情や主観で論理展開しない
演繹法:3段論法
帰納法:共通のルール
アブダクション:結果から原因を推測

3Cの理解がすべてのはじまり

●3Cはビジネスのすべてのはじまり。
3Cとは

  • 顧客分析
  • 競合分析
  • 自社分析

3Cを補助するものとして

  • KSF(key success factor)で強みを活かした価値の提供の分析
  • PEST分析で政治・経済・社会・技術の分析→顧客のニーズは変化していく
  • SWOT分析で強み・弱み・機会・脅威の分析
  • 5F分析はSWOT分析とほぼ同じである。注目したいのは新規参入と代替品の分析

③現状を理解する

●経営資源とはヒト・モノ・カネ・情報
●自分のビジネスモデルを理解する

  • 手作りモデル:経営資源はヒト・情報
  • 機械工業モデル:経営資源は設備
  • 商社モデル:経営資源はモノ・カネ・情報
  • 無形サービスモデル:経営資源はヒト
  • 金融モデル:経営資源はカネ

●事業管理

  • PPM分析:自社のサービスが「問題児」「花形」「カネのなる木」「負け犬」のどこに位置するか検討
  • ABC分析:注力どころを分析
  • デシル分析:複数のサービスグループを分析
  • RFM分析:購入日・回数・金額などを分析

●データ分析
・ゴールと到達手段を明らかにする

④理想の姿

理想の姿をイメージすると現状との「GAP」が生まれる
この「GAP」が問題定義になる

⑤問題定義

●問題定義の分解
要素分解型:「足し算型」購入者のエリア情報など
因数分解型:「掛け算型」→「顧客数」×「購入単価」×「購入回数」など
時系列型:購買へのステップを「認知」「理解」「動機付け」「購買」と分類など
対照概念型:「質と量」など

●ロジックツリーを使って深堀りする
・MECE(ミーシー)(漏れなくダブりなく)を意識する
・因果関係はwhy⇔so what 、whyは5回繰り返す
・切り口の粒度は揃える

ロジックツリー(仕事の説明書より)

⑥原因を定義

●ロジックツリーから原因を定義
・問題定義のwhyを原因でこたえる関係
・また、原因のso whatが問題定義になるようにする
・ここで導いた原因は、現状の原因になっている

⑦課題を定義

●原因はすなわち課題になる
●課題をイシューツリーで掘り下げて解決策を定義する

  • 因果関係はhowで解決策を導き出す
  • 導いた解決策は具体的アクションであるので、費用対効果や想定効果の高いものから実践していく
イシューツリー(仕事の説明書より)

⑧解決策を定義

-(マイナス)から0(発生問題)にする対症療法型のもの(書類の確認ミスが多いなど)と
0から+(プラス)(設定型問題)にする、根本的な解決(理想への解決策)のものがある


まずは-から0にすることを優先することが重要である。

⑨アクションをおこす

心構え

●仕事にはフィギュアスケートのように、「規定演技」「自由演技」がある
「規定演技」ができなければ「自由演技」することはできないのが、ビジネスである
まずは「規定演技」をこなして信頼を得る
そして、「自由演技」で小さな成功を積み重ねていくのが肝要

事前調査:フィジビリティスタディ

●失敗が許されないのがビジネスであるが、それが仕事のモチベーションを奪う要因になっている。
失敗が許される環境づくりが大切である。

チームをつくる

ARCSモデル:動機付け
面白そう

→やりがいがありそう

→やればできそうだ

→やってよかった
●1枚の企画書で30秒で説明する
・視覚的に訴える

  • why:なぜそれをするのか
  • what how:何をどのようにするのか

を明確にする
●解像度を上げて数値化と言語化をできるようにする

  • 例:レベル2とはモンスター10匹倒してなる
  • 例:ラベリング:ヘビーユーザー・ライトユーザー・ビギナーユーザー

 

許可をもらう

⑩戦略を立てる

●競合から顧客を守る
・スイッチングコスト:物理的・金銭的・心理的
●状況に応じた戦略
・導入期・成長期・成熟期・衰退期
●市場の分類

  • リーダー:市場のシェアのトップ
  • フォロワー(チャレンジャー・フォロワー・ニッチャー)

●STPマーケティングでブルーオーシャンを探す
●AAARR(アー)でサービスの成長を狙う:顧客獲得→活性化→継続→紹介→収益
●立ち向かう課題が適切か、勝ち目はあるのか6Rで分析
・有効市場
・競合状況
・成長性
・到達可能性
・顧客波及効果
・反応の測定可能性

⑪仕事を楽しむ

●「モチベーションは与えられるものではなく奪われるもの」
仕事が遊びにならない3つの要素

  1. ゴール・到達手段があいまい
  2. 失敗が許されない
  3. 自由意思が発揮できない

→これを改善するのが大切

●ゲーム性
・リスクを犯してリターンを得る楽しさ
攻略:リスクを抑えてリターンを得る工夫。ビジネスはこっち
●遊びの4要素
・競争
・偶然
・模倣
・めまい
●情報のフィードバック→モチベーションがあがる→行動が活性化する
●成長できる環境に身を置く
・コンフォートゾーン
・ラーニングゾーン:ここにいるべき!!
・パニックゾーン
●他人を驚かせる
価格:企業努力の効率化による低価格など
早さ:業務の先読みや仕事の定型化など
:想像力を発揮など

仕事の説明書より

⑫予測不能の時代がやってくる

  • Volantility(変動性):2000年以降のグローバル化による急激な変化など
  • Uncertainty(不確実性):東日本大震災など
  • Complexity(複雑性):グローバル化による経済など
  • Ambiguity(曖昧性):AI技術の発展と未来など

そんな時代に立ち向かうために著者は

  • ①Vision(理想の姿)
  • ②Action(最初の一歩)
  • ③Analogy(抽象化):アナロジー思考をして、構造的類似から新しい発想を生み出す

の3つの要素が必要だと言っている。

感想:【仕事を楽しく!本質は問題解決!やる気を維持するコツ『仕事の説明書』をよんで】

(本文より)「ゲームのルールを知ることが大事だ。そしてルールを学んだあとは誰よりも上手にプレイするだけだ」(アルベルト・アインシュタイン)

自分がどんなゲームをしているのかを理解する事が重要です
ユーザー理解・業務知識・自社の理解・競合の理解そして、ビジネスは情報非対称ゲームです。

自分が知らないことを相手が知っているなんてことは当たり前です。
いかに自分の有利なゲームにすることが重要です。

僕は会社に勤めたことがないので、ビジネスはどんなものかが気になり、
『仕事の説明書』を手に取りました。また、自分の仕事に役立てられることはないかと思いました。

ビジネスは資本主義にのっとって行われます。

資本主義は生活の大部分に影響しています。
その人間生活は地球環境に影響をもたらします。
ビジネスマンの多くは利益追求のゲームを延々と繰り返しています。

僕はそのゲームに参加したくないと思っていますが、
生活をするためのお金を稼ぐ必要がある以上、ゲームに参加せざるを得ません。

また、こうも思いました。
「自分はどんなゲームをしたいのか」と。。
それを自問自答して多くの人が悩んでいるのだとも思いました。

『仕事の説明書』にあった、「規定演技」と「自由演技」の項目が印象深いです。
「規定演技」ができなければ「自由演技」をすることができない。

まずは、与えられたゲームをうまくプレイして、力をつけて次のステップに進みたいと思いました。

そのために、『仕事の説明書』に書いてあるフレームワークや思考方法を使って
自分の仕事を分析したいと思います。

ありがとうございました☆ni28でした。

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カテゴリー:教養
タグ:how to,ビジネス

よかった点:全体のレイアウトを意識してかけた
改善点:アンダーラインとか見やすくする工夫が必要
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