こんにちは。カメラマンのni28です。
大学の時に出会った教授の影響で政治・経済・社会に興味を持つようになりました。
教授の勧めてくれた『世界』(岩波書店)はクオリティマガジンと言われて、知識層のための雑誌です。

内容は、リベラル・反戦・人権・民主主義・環境・貧困・芸術など、弱者に寄り添うような論文・エッセイが多いです。

何が本当なのかわからない時代で、これから何が起こるのかわからない時代です。
クオリティマガジンは自分の中の判断基準を養成するのにとても有益です。

『世界』(岩波書店)を読み始めて10年以上経ちました。

今回は、『世界』2021.8月号 p.148 ゼロ成長経済と資本主義(小野塚知二)
について書きます。

 
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目次
  • まとめ
  • 感想
  • 論文の要点

まとめ

現在の人口78億人を支えている食料を生産するのに必要な 窒素肥料が温暖化の大きな要因になっている。 現代農業をする以前の人口に戻ることが重要だ。 しかし、その道のりは険しい。

感想

地球の資源は有限であるから、人口を20億人にしなければならないという見解には賛成だ。僕も常々そう思っていた。

つまり、戦前の人口に戻すということだ。戦後、農業革命によって人口が爆発的に増えた。

昨今温暖化の危機が共有されて、SDGsなどの概念が人々の間で浸透するようになった。CO₂を削減して温暖化を止めなくてはいけないが、人口の増加もとめなくてはいけないと思う。

小野塚教授は資本主義が現実的な選択肢だと述べているが、僕はそれには反対の立場だ。なぜなら、資本主義の原理、生産手段の資本化(=労働力の資本化)により余剰価値を生み出す仕組みが人口爆発を生み出しているからだ。人口は多ければ多いほど、資本化にとって都合がいいのだ。なぜならば、多くの人間(労働力)が多くの余剰価値を生み出すことになるからだ。そして、資本家たちは余剰価値を最大化する方向に投資を行う。

だから、資本主義以外の道しかないと思う。

しかし、社会主義や共産主義の導入は世界同時革命の必要がある。世界で独自に社会主義革命を行った国もあるが、資本主義社会の圧力により生活は厳しいものになっており、住民の不満を大きいようだ。

それゆえに、資本主義が現実的選択肢だと述べたのだろう。

でも、資本主義の原理が人口増加を導くのであれば、小野塚教授の主張はそれこそ夢物語ではないだろうか。

現実的路線として、マキシマムインカムとトービン税の導入が良いと思う。

マキシマムインカムとはある一定以上の所得に100%の課税をすることだ。「私有財産制」を基礎にする資本主義にとっては根本理念を否定するものであるから、資本主義社会での実現は不可能だ。

トービン税とはグローバルに移動する金融に対して高い税をかけて、お金遊びにブレーキをかける政策だ。

この2つを実現するにはやはり世界同時でなければならない。

民主主義を維持しつつ、マキシマムインカムとトービン税を導入する社会体制が理想だと考える。

論文の要点

■人口増加

 ●今世紀中に100億人になるといわれている
 ・しかし、地球の資源は有限である

■持続可能な人口

 ●700万人:1万年前
 ・農耕牧畜は砂漠化を招く

 ●80億人
 ・あと600年は石炭が生産できる
 →化学肥料がつくれる

 ●20-25億人(小野塚提唱)
 ・1920の人口は19億人だった
  -化学肥料を使わずに養える人数

 ◇ポイント 
 ・温暖化排出ガスをゼロにすること
 -原発をやめる
 -再生可能エネルギーを使う
 -排出量の多い鉄鋼業・化学工業(肥料)・セメント製造業・窯業を減らす

 ・現代農業は大量の窒素肥料を使うのでやめる
 -窒素肥料の作り方
 →高温高圧化で待機中の窒素を還元する
  ・原料は、高炉ガス・カーバイド・石炭・天然ガス
  ※日本窒素肥料株式会社は水俣病の原因にもなっている

 ・毎年0.5%人口が減ったとして、280年かかる
 →2350年達成

 

■人口縮小時に回避すべきこと 

 ●大量死亡
 ・飢餓:現在毎年7億人が犠牲になっている
 ・貧困
 ・不衛生 

 ●資源戦争
 ・食料
 ・水
 ・核兵器を使う事
 ・生物・化学兵器を使う事

 ●生命の選択
 ・不要な生命の除去という考え方
  -生政治
  -優生政策
  -全体主義
  -ネオリベラル:功利主義

 

■人口減少過程の経済と社会

 ●労働力不足
 ・定年延長
 ・短時間勤務
  -ベーシックインカムの導入
  -機械にまかせるには惜しい仕事をする

 ●社会保障財政の破綻
 ・法人税を上げる
 ・出生率アップ
 -生殖過程を支える(性交・結婚・妊娠・出産・育児・養子‥)

 ●マイナス成長
 ・潜在的需要
 -介護
 -子育て
 -社会教育

 

■資本主義が現実的な選択肢

 ●資本主義
 ・剰余価値の利潤追求が経済システムの原動力

 ●社会主義
 ・生産手段の社会化

 ●共産主義
 ・共同体復古思想 

ありがとうございました☆ni28でした。

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カテゴリー:教養
タグ:政治・経済・社会,世界(岩波書店)

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『世界』2021.6月号 p.174 どうして海外は再エネが普及しているのか(山家公雄)を読んだ感想をブログに書きました↓↓↓