こんにちは。カメラマンのni28です。
大学の時に出会った教授の影響で政治・経済・社会に興味を持つようになりました。
教授の勧めてくれた『世界』(岩波書店)はクオリティマガジンと言われて、知識層のための雑誌です。

内容は、リベラル・反戦・人権・民主主義・環境・貧困・芸術など、弱者に寄り添うような論文・エッセイが多いです。

何が本当なのかわからない時代で、これから何が起こるのかわからない時代です。
クオリティマガジンは自分の中の判断基準を養成するのにとても有益です。

『世界』(岩波書店)を読み始めて10年以上経ちました。

今回は、『世界』2021.7月号 p.90 便利な端末が私たちにしていること(橋元良明)について書きます。

 
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僕は『世界』(岩波書店)を定期購読しています。

読むのは大変ですが、僕は『世界』(岩波書店)を読むことで、世の中の事を勉強して自分なりに分析できるようになりました。

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目次
  • まとめ
  • 感想
  • 論文の要点

まとめ

知的に怠惰な習性が身につく端末は関心領域を狭小化して 意見の極化分極化を作り出す。 ネットの集合知にも限界があり、 解のない問題に対しては大きく間違うこともある

感想

ネット社会はすごく便利だ。Z世代(ソーシャルネイティブ世代)は幼いころから多くの情報に触れる事ができ、ネット上のコミュニケーションも円滑だ。世の中の常識や大人の考え方などを身につけている人が多いように感じる。

だから、ネット情報社会はかなり好意的に捉えていた。

論文を読んで、一見便利で多様性を許容しているようにみえるスマホ・ネットが実は分極化や狭隘化の要因になっている仕組みになっていることを知った。

人々は知らず知らずのうちに均質化されているのかもしれないと思った。つまり、ナチスドイツが行った分断政策と同じものだ。

そうであれば、僕たちはこれから排除される人とそうでない人に分けられることになる。ナチスドイツのヒットラーの政策もはじめは人々に熱狂的に受け入れられたのだ。ネット・スマホも大きな支持を得ている。

ネット・スマホを介して膨大な個人情報をプラットフォームに送り続けている。それを意味するところをもう少し真剣に考えた方がいいかもしれない。

論文の要点

■スマホ/ネット中心になった

 ●2015年以降の10代
 ・自由時間をテレビとネットで占める
 ・自由時間:在宅時間の20%

 

■記憶の外注化

 ●知的に怠惰な習性が身につく

 ●ツァイガルニク効果
 ・未完のものは記憶に長く残る
 ⇔保存すると忘却する

 ●人の記憶

 ①不要な情報は抹消

 ②情報はメモで保存 

 ③対人交流記憶で人同士で分散させる→ネットに依存するようになった

 

 ●外注化できないもの

 ○知識の構造化:蓄積、記憶

 ○手続き記憶:楽器演奏

 

■関心領域狭小化

 ●SNS
 ・たわいない会話

 ●グーグル検索
 ・予測変換機能によりバイアスがかかる

 ●デイリーミー
 ・利用者にあったものを要約してくれる
 →関心の狭隘化

 

■意見の極化、分極化

 ●集団極化現象
 ・目立つ意見への同調圧力
 →中庸意見の排除

 ●沈黙の螺旋
 ・少数派は意見を控える
 →目立つ意見がいいねを集める

 ●多元的無知
 ・本心はみんな違うかもしれないのに表明された意見に従う
  →虚構の世論創造

 ●認知的不協和
 ・異なる意見に近づかない

 ●エコーチェンバー現象
 ・互いに快い都合のいい議論が行われる
 ・異質な意見の排除

 

■集合知の限界

 ●多様性予測定理により正解に近づく
 ・個々人の推測の誤差は相殺さえる

 

 BUT

 

 

 →正解がある時だけに有効で解のない問題には限界がある

ありがとうございました☆ni28でした。

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カテゴリー:教養
タグ:政治・経済・社会,世界(岩波書店)

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『世界』2020.9月号 p141 森の中の死(アパレシーダ・ヴィラサ)を読んだ感想をブログに書きました↓↓↓