こんにちは。カメラマンのni28です。
大学の時に出会った教授の影響で政治・経済・社会に興味を持つようになりました。
教授の勧めてくれた『世界』(岩波書店)はクオリティマガジンと言われて、知識層のための雑誌です。
内容は、リベラル・反戦・人権・民主主義・環境・貧困・芸術など、弱者に寄り添うような論文・エッセイが多いです。
何が本当なのかわからない時代で、これから何が起こるのかわからない時代です。
クオリティマガジンは自分の中の判断基準を養成するのにとても有益です。
『世界』(岩波書店)を読み始めて10年以上経ちました。
今回は、『世界』2021.8月号 p.49 危機の中のミャンマー(根本敬)について書きます。

目次
- まとめ
- 感想
- 論文の要点
まとめ
ミャンマー国軍は73年間ずっと戦闘を続けている戦闘集団だ。 国軍系複合企業体を持ち、経済的に自立している。 軍が優遇されている現憲法下においてアウンサンスー・チー氏をおそれてクーデターを起こした。 Z世代を中心に不服従運動で対抗している。
感想
ミャンマーの市民が大変な状況にある。
コロナ禍がおさまっていないのに、守ってくれるはずの国家から攻撃を受けている。
ミャンマー国軍のクーデターは正当性がなく、国際非難をあびるのは当然だが、諸外国はミャンマーのために何かできる事はあるのだろうか。
ミャンマー国民自身の問題だと突き放していいのだろうか。
ミャンマーの国軍クーデターは、ある意味でアメリカの国際的な地位が下がったことが関係していると思う。資源や利益がなければアメリカは戦争をしないだろうが、それでも民主主義を守るという理想を掲げている。国軍クーデターを良く思わないはずだ。まあ、アメリカが軍事介入してもロクな事がないのだが…
近年、軍事や暴力での民主主義の破壊の動きが活発になっているように思う。
香港の中国からの圧力や、タリバン政権がアフガン政権を奪い返したこととか…
民主主義とは国民こそが主体であるという政治システムだと思っている。それが壊されるという事は、国民の精神的自由も一緒に破壊されることだ。
アウンサンスーチー氏の理念に賛同する。民主主義という目的のために、民主主義的手法、つまり暴力にたよらない方法で実現するというものだ。だからこそ、民主主義諸国がミャンマー国民の支援をしなければならないと思う。
論文の要点
■クーデターの発生
●選挙で圧勝したNLDの大統領を国軍側が拘束
●国軍側の副大統領に権限が委譲されて、国軍が非常事態宣言を出す
・目的はアウンサンスーチーを排除すること
●現行憲法では軍人の支配が保障されている
・しかし、国家顧問というあらたな役職をつくってアウンサンスーチー氏を就任させ、憲法改正を試みようとしていることが気にくわなかった
■国軍について
●スローガン
・「国軍だけが母、国軍だけが父、周りのいう事は信じるな、血縁のいう事を信じよ」
●1950→以降の軍
1950年代:議会制民主主義体制の混乱
1962年:軍事クーデター
→社会主義経済体制を目指すも失敗
1988:民主化運動が盛り上がるが軍事政権は2011年まで継続
●73年間、国軍はずっと戦闘を続けており、自国民を殺害することになれている
●経済利権
・1950に国防協会ができ→コングロマリット化して1990年代には国軍系複合企業体になった
・収益総額は国防予算を上回る
・しかも利益は非課税で非公開である
■クーデター以降の不服従運動
●長期化
・870人の市民が死亡
・6000人の逮捕者
・家宅捜査という名目の略奪
・内戦激化の様相:山岳地帯、焼き討ちなど、難民→タイ
●国民統一政府の結成
●主役は20代(Z世代)
・SNSによる自由参加
・精神的支柱はアウンサンスーチー氏だが、個人崇拝ではない
■諸外国による仲裁外交が機能していない
●G7と中国・ロシアの対立
・中国:経済利権維持
・ロシア:国軍への武器支援
●ASEANは全会一致主義
■次の国連で代表権が確定する
・国軍か国民統一政府か
■アウンサンスーチー氏の思想原点
●正しい目的と正しい手段
・目的は民主主義
ありがとうございました☆ni28でした。
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カテゴリー:教養
タグ:政治・経済・社会,世界(岩波書店)
よかった点:インスタに投稿したやつの流用
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